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ものストーリーvol7

”お客様のわくわく”が新商品開発の原動力

お菓子のくらた

Posted on 2022.03.16

初代は船頭だった!?きっかけはとある人物との出会い

突然ですが秋田県民のみなさん!県民にとっては身近な存在、"お菓子のくらた"について、どれくらい知っていますか?秋田に長く暮らしている人なら、あん入りの生地をアルミホイルに包んで焼き上げた「おばこナひでこナ」は知っていますよね?では、本社所在地はどうでしょう。店舗数の多い秋田県秋田市だと思っている人が大半ではないでしょうか。

お菓子のくらたが本社工場を構える場所は、秋田県湯沢市。1853年(ペリーが浦賀へ来航した年です)の創業当初から変わっていません。

初代は川で船頭をしていた人物。それがあるとき北前船(日本海を航行していた交易船)に乗り、さらに出向いた先で菓子職人と出会ったことで人生が変わったんだそうです。驚くのは学んだ技術を故郷へ持ち帰り、店を開いた数年後、地元の殿様(秋田藩佐竹南家)に菓子を納めるまでになったこと。今なら彗星のごとく現れた才能として、メディアに引っ張りだこになっていたことでしょう。

多彩な商品展開の背景にある想い

その後、お菓子のくらたは初代のチャレンジャー気質を踏襲するかのように、代々新しいことに挑戦し続け事業を拡大していきます。市外へ積極的に店舗を展開したり、秋田で初めて本格フランスパンを販売したり。歴代の当主のなかには、県教育委員会教育長を務めた人もいたそうですよ。

実店舗を訪れると分かりますが、お菓子のくらたが展開する商品は実に多彩です。おばこナひでこナをはじめとしたロングセラーを大事にする一方で、時代性にマッチした商品の開発にも意欲的に取り組んでいるのでしょう。地酒の風味が引き立つまんじゅうやゼリー、醤油の香りがふわっと広がる洋菓子やソフトクリームといった、新しい層にも間違いなく響く商品が豊富です。

「店を訪れるたび、あるいはネットショップをのぞくたび、今日はどんな新しいものと出会えるかな?と、お客様をわくわくさせる菓子舗であり続けたいと思っています。そのために毎月、14店舗の店長を招集して試作品について協議し、必ずひとつは新商品として出すようにしているんです」(株式会社くらた取締役 倉田拓一さん)

丁寧に20層重ねた人気商品「醤油ばうむ」

昨今は巣ごもり需要の高まりもあり、個人消費に向いた商品の売れ行きが伸びているそう。そのひとつが、当サイトでも取り扱っている「醤油ばうむ」。バウムクーヘン博覧会(https://www.baumkuchenexpo.jp/)の秋田代表です。

安藤醸造(秋田県仙北市角館町)の再仕込み醤油を混ぜた生地を棒に巻き付け1層ずつ、およそ20層になるまで繰り返し焼いた一品は、醤油の風味の出し方が絶妙。無理に和を強調している感じではないので、コーヒーや紅茶にも普通に合います。まだ味わったことのない方は、ぜひ一度試してみてください。

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お菓子のくらた 山王店

秋田県秋田市山王1-5-2
営業時間 9:00〜18:00
TEL 018-863-3682
URL http://www.okashinokurata.com/