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ものストーリーvol6

機械に頼らない和菓子作り
手作りにこだわり続ける榮太楼の想い

菓子舗榮太楼

Posted on 2022.02.04

和菓子のおいしさと美しさは、人の手だからこそ生み出される

自然由来の素材と丁寧な手仕事に裏打ちされた美味が魅力の和菓子。千年以上前に発祥した食べものは、今なお日本人の暮らしに彩りを添え続けています。

驚くのは老舗と呼ばれる和菓子店の多くが、スピードと効率が重視される現代でも機械に頼らないものづくりをしていること。全国的にも有名な日本橋の榮太楼總本鋪から暖簾分けされ、明治16年に秋田市で創業した菓子舗榮太楼の代表取締役社長・小国輝也さんは、その理由を次のように教えてくれました。

「おいしさとともに見た目の美しさが求められる和菓子に、機械は合いません。職人による造形をうまく再現することができないからです。ゆえに当店の和菓子部門は、ほとんどの工程が手作業。手間はかかりますが人の手を介するからこそ提供できる特別感、安心感のようなものがあると思っていますし、我々はこれからも手づくりを続けていくと思います」

看板商品「さなづら」の魅力

同店の看板商品は、昭和32年から販売している「さなづら」。濃縮ジュースにしたヤマブドウを天然の寒天とともにゼリー状に固めたもので、濃厚かつ甘酸っぱい味わいが楽しめる一品です。近年は大学の研究結果で、同商品に生活習慣病の予防に効果があると言われる成分(ポリフェノールなど)が多く含まれていることが判明。これがメディアに取り上げられたことで、再び注目を集めることとなりました。

現在、さなづらには「さなづらゼリー」、「さなづら葛ようかん」というふたつの姉妹品があり、こちらの売れ行きも上々とのこと。果汁を絞って作る熟成ワインのような風味が特徴のゼリーと、葛を使用し、ヤマブドウ液と白あんを合わせて作るもっちり食感のようかんを、さなづらと一緒に食卓に並べれば幸せなティータイムを過ごせること間違いなしです。

地元に愛され続ける老舗

老舗と聞くと敷居が高い、保守的といったイメージを浮かべる人も多いかもしれませんが、菓子舗榮太楼は店内、スタッフの皆さんとも拍子抜けするくらい明るく、和テイストのロールケーキや動物の顔をあしらった大福など、新しい世代にリーチする商品も豊富。お近くにお住まいの方、出張や旅行で秋田を訪れる予定のある方は、ぜひ一度、店舗へ足を運んでみてください。

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菓子舗榮太楼 幸町店

秋田市高陽幸町9-11
営業時間 9:00〜18:00
定休日 日曜日・元旦
TEL 018-863-6133
URL https://www.eitaro.net/