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ものストーリーvol4

秋田の隠れた名産品、「秋田ふぐ」の魅力

秋田市:株式会社秋田まるごと加工

Posted on 2021.12.14

県外の新聞社で働いていた株式会社秋田まるごと加工の現・代表取締役、畑中雄也さんが、家業を継ぐため秋田に帰ってきたのは2008年。県漁協の指定仲買人からスタートし、地魚を飲食店などに納めていた実家の会社が、安定した売上を確保しようと加工品の開発を始めた頃でした。

「当時は水産物を使った冷凍食品を多く取りそろえていたのですが、日持ちしないことから販路が限られ、売上拡大が思うように進みませんでした。そこで私は常温で日持ちし、さまざまな場所で販売できる商品を完成させるため、独自に市場調査と試作を始めたんです」(畑中さん)

価値のある素材を見出したプロの「目」

その努力が実を結び始めたのは2020年の暮れ。秋田県産の天然ふぐと野菜を煮込んで作った『北限のふぐストレートだし 福』が、トップシェフやバイヤーが食の逸品を厳選する品評会・料理王国100選で入選を果たしたのです。

「年間160トン前後の水揚げがある秋田のふぐは、今も県内ではほとんど消費されていませんが、以前から第一線で活躍する料理人や食通の方々の評価が高く、首都圏などで高値取引されていたんです。高付加価値の商品を作るのにうってつけの素材が、ただただ外に流れていたんですね。私はそこに商機を感じました。料理王国への入選は自分の狙いが間違っていなかったことが証明された気がして、素直にうれしかったです」(畑中さん)

見た目もおしゃれで贈り物としても大好評!

その後、第2段として開発を進め、2021年春にリリースしたのが『秋田ふぐオイル漬け』と『秋田ふぐ白子ムース』。オイル漬けは、とらふぐをはじめとした秋田で水揚げされる4種のふぐをブレンドし、ふぐの魚醤やトマトを加えて旨味を増幅した一品。白子ムースは、とらふぐなどの白子をふぐの魚醤、秋田味噌、チーズで味付けした一品で、どちらも瓶詰め商品となっています。

「この2商品に関しては通年販売が可能なことに加え、中身が見えて食べ方が容易に想像できることを開発のコンセプトとしました。結果、売り場で目立ち手に取ってもらいやすい商品になっているようで、首都圏の有名店舗や道の駅をはじめ、取扱店が着実に増えてきています。おかげさまで秋田県主催のあきた食のチャンピオンシップにて、奨励賞を受賞することもできました」(畑中さん)

隠れた名産品から誰もが知る名産品へ

秋田のふぐは南方のふぐに比べ成長するまで時間がかかり、その間に多くのエサを食べることから、旨味成分がより多く含まれていることが分かっています。まだ食べたことがない方は、「秋田のふぐを誰もが知る存在にしていきたい」という畑中さんの思いが詰まった商品を、ぜひ一度試してみてください。

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株式会社秋田まるごと加工

秋田県秋田市土崎港北5-5-42
営業時間 10:00〜17:00
定休日 日曜・祝日
TEL 080ー1833-0286
URL http://akita-fugu.com/