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秋田のイイ「もの」がたり
mono stoty ものストーリー Vol.12

海辺の小さな町に、
希望の光を灯す

渉水産

Posted on 2024.04.19

商品ページでは伝えきれないメーカーの思い、こだわりを掘り下げて紹介する「あきたづくし mono story」。
今回は、海産物商品が好評の渉水産にフォーカスします。

渉水産はこんなメーカー

過疎化が進む海辺の町を活気づけようと、日本の渚100選の鵜ノ崎海岸(秋田県男鹿市)が眼前に広がる場所で2013年に創業。以来、自分たちで漁、生産、加工、販売までを手がける6次化産業に真っ正面から取り組みながら、雇用の創出にも貢献してきました。2020年には自社製品の直売のほか、地場の食材を使った料理を提供する「鵜ノ崎テラス」もオープンしています。

渉水産のこだわり

渉水産のこだわりは、本物のおいしさを届けること。そのためにあらゆる局面で効率化が求められる時代の流れに抗いながら、厳正な選別、徹底した衛生管理、手づくりでの製造と手間暇のかかる作業を貫いています。

また渉水産では現在、県内で最も多くの養殖ワカメを育てています。市場に海外産が数多く出回る今日にあって、とろとろの食感と豊かな磯の香りが特徴の男鹿の味を守るため、代表自ら海上での力仕事に精を出しています。

渉水産代表の横顔

男鹿市出身の鈴木渉さんは、もともと大工として生計を立てていました。しかし、高齢化と若者の流出が止まらない地元の未来に暗雲がたちこめているのを感じ、明るいニュースの種となるような事業を興すことを決意。漁師だった祖父から漁のいろはを学び、県外の工場で加工技術を学び、地道に販路を開拓しながら新たな雇用を生み出してきました。

「昔から男鹿の海で遊び、男鹿の海で獲れたものを食べ、男鹿の海の美しさに惹かれ続けてきた身として、ここが限界集落になるのを待つだけというのはどうにも我慢できなくて。どこまでできるかは分かりませんが、少しでも可能性が残っているうちは、未来の流れを変えるチャレンジを続けていきたいです」(鈴木さん)

食を通して地元の海の魅力を発信する渉水産の取り組みが、ファンや移住者、この地にとどまってもいいと思う若者を増やし、男鹿の海辺の町を元気にしていくことを願うばかりです。
ぜひみなさんも、渉水産のおいしい海産物を食べて応援してください!

渉水産

住所:男鹿市船川港台島字鵜ノ崎49
営業時間:11:00~15:00/7~8月の土日祝日 11:00~17:00
定休日:毎週水曜日、年末年始(8月は無休)
TEL:0185-27-8666