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秋田のイイ「もの」がたり
mono stoty ものストーリー Vol.11

真のノーマライゼーションの
実現に向けて

社会福祉法人南秋福祉会 潟上天王つくし苑

Posted on 2024.03.25

商品ページでは伝えきれないメーカーの思い、こだわりを掘り下げて紹介する「あきたづくし mono story」。
今回は「クッキーセット」「ジャムセット」が好評の潟上天王つくし苑にフォーカスします。

潟上天王つくし苑はこんなメーカー

2001年設立の潟上天王つくし苑は、障害を有する人たちが自分らしくイキイキと社会生活を送れるよう支援する施設。
利用者の就労の場づくりの一環として2010年、本格的な製菓部門を立ち上げました。以来、施設スタッフと利用者との協働で、洋菓子や和菓子を中心とした商品を作り続けています。

潟上天王つくし苑のこだわり

できる限り保存料や着色料を使わないことと、できる限り地場の食材を使用することが潟上天王つくし苑のこだわり。
地元農家の協力のもと、イチゴやブルーベリー、イチジクなどの栽培にも取り組んでいます。

近年は栽培品目を果物以外にも拡大し、ベジスイーツや収穫した大豆を原料にした味噌も商品ラインナップに追加。
中でも地元の麹屋との協働で作る味噌は、麹の使用量が通常よりも多い上、熱処理をしないために酵母が生き続けることから「生きている味噌」と評判になっています。

潟上天王つくし苑施設長の思い

製菓部門に立ち上げから関わっている潟上天王つくし苑施設長の佐藤千枝子さんは、14年の歳月を経て自身の周囲に表れた変化を次のように語ります。

「施設内の雰囲気が見違えて明るくなりましたね。最初は与えられた作業を淡々とこなすだけだった利用者さんも、最近はもっとやりたい、もっと挑戦したいという気持ちを見せるようになっていて。自分から商品やパッケージのアイデアを出してくる人までいて、施設内のコミュニケーションは以前より活発になっています。また地域の人々と一緒に仕事をしているうちに、双方の間にあった見えない壁が取り除かれていたという喜ばしい変化もありました。"開かれた福祉"に向けた流れ、ここからさらに加速させていきたいですね」(佐藤さん)

障害があっても、ない人と同じように暮らせる世の中を実現することは社会全体の責務。
みなさんも無意識の思い込み、偏ったイメージを取り払って、潟上天王つくし苑の取り組みを応援してください。

社会福祉法人南秋福祉会 潟上天王つくし苑

潟上市天王字羽立片山254-1
TEL 018-878-6263