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秋田のイイ「もの」がたり
mono stoty ものストーリー vol.24

秋田土産の新定番は、米菓の域を超えた煎餅

鼎家

Posted on 2026.02.13

商品ページでは伝えきれないメーカーの思い、こだわりを掘り下げて紹介する「あきたづくし mono story」。
今回は、米菓が好評の鼎家(かなえや)にフォーカスします。

鼎家はこんなメーカー

平成16年、秋田の特産品を取り扱う総合卸としてスタート。平成24年に自社ブランド商品の製造を開始し、令和元年、秋田県潟上市に直営店・鼎庵(ていあん)をオープン。
「秋田を代表する米菓をつくる」を目標に掲げ、地元の素材と手揚げ、手焼きにこだわった煎餅類を展開しています。県内の老舗醸造元とのコラボレーションにも積極的で、ストーリーを宿した商品が多いのが特徴です。

鼎家のこだわり

秋田は米の産地として名高い反面、他の米どころと比べて米菓の生産規模が小さい不思議な県。そこに問題意識とビジネスチャンスを見いだした鼎家は、研究と試作を重ねて平成27年、手揚げ煎餅「淡雪ふわり」を発売します。いぶりがっこ、ギバサ、しょっつるといった秋田の伝統的な味覚を取り入れた一品は、新雪のように口の中で溶けて消えていく食感が評判となり大ヒット。今なお高い人気を誇っています。

淡雪ふわりの発売から2年後の令和元年には、県内の老舗醸造元とコラボレーションし、手焼き煎餅「金の鼎庵」「銀の鼎庵」「極の鼎庵」をリリース。このうち秋田県湯沢市の石孫本店の醤油と味噌で味付けした金の鼎庵は、あきた食のチャンピオンシップ奨励賞を受賞したほか、 JAL伊丹発秋田行きの機内サービスで提供され、その名を県内外に広く知らしめることとなりました。
一般的に米菓は、粒が小さいなど主食用米に適さない米を用いることが多い中、鼎家は提携農家が丹精込めて育てた一等米を使用。製造工程やパッケージにも徹底的にこだわって、単なる米菓の域を超えた作品のような商品づくりに努めています。

代表の横顔

創業者の先代から会社を受け継いだ米田賢吾さんが、自社ブランド商品の製造に乗り出したきっかけは、家族経営の卸売業は生き残れないという危機を感じたから。
「事業を承継する前も営業の仕事をしていたので、少なからず自信はあったのですが、飽和状態の土産物卸売業では新規顧客の開拓がとても難しくて。家族で経営しているような小さなところは、なおさら相手にしてもらえない。今思えば早々に頭を切り替え、業態変更にチャレンジしていて正解でした」(米田さん)

「地元の方、観光客の方、ネットショップのリピーターの方などに、鼎家の商品は間違いないと言ってもらえることが励みになっています。最近は原料の高騰に苦しめられていますが、諦めずに前を向き、新商品の開発にも意欲的に取り組んでいきます。昨年リリースした秋田あんごま煎餅 あんべぇも力作ですので、ぜひお試しください」(米田さん)
鼎家の自社ブランド鼎庵は、秋田土産、特別な贈り物、自分へのご褒美としてだけでなく地域の生産者の仕事を支え、美しい田んぼの風景を次代につなぐ役割も担っています。米菓の域を超えた作品に込められた思いを、じっくり味わってみてください。

鼎家

鼎家
住所:秋田県男鹿市船越字内子1-231
TEL:018-853-6766