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ものストーリーvol7 ものストーリーvol7

体験を通して伝えたい
七宝焼の世界

湊七宝工房 湊征子さん

Posted on 2022.03.31

七宝焼のはじまり

みなさんは、七宝焼(しっぽうやき)をご存知ですか?名前は聞いたことがあるけれど、どういった焼き物なのか分からないという方も意外と多いのではないでしょうか。

七宝焼とは金・銀・銅などの表面にガラス質の釉薬を乗せ、800度前後で焼き付ける金属工芸品。古代メソポタミア文明や古代エジプト文明に似たものを見つけることができるそうで、これがヨーロッパからシルクロードを通り、中国を経て日本に伝わったと言われています。

これまでの50年と、未だ見ぬ発見を求めて

「金属の上に釉薬で絵を描くと言えば分かりやすいかしら。実際は筆で絵を描くのではなく、"釉薬を置く"のですが、これを電気炉に入れて焼成するときらびやかな作品が出来上がるんです。土台となる金属、あるいは釉薬の種類や量によって発色の仕方が変わるので、表現の幅がとても広いんですよ」

そう語るのは、この道で50年近く創作活動をしている湊征子さん。幼い頃からものをつくることが大好きだった湊さんは、昭和40年代に七宝焼の第一人者である石山恵美子氏に師事。昭和54年、初めて個展を開いたのを皮切りに、作家としてのキャリアを着実に重ねて活動の領域を広げてきました。

「人によく飽きない?って聞かれるんですけど、これがまったく飽きないんです。むしろ今の方が、もっと作りたいというモチベーションが沸いているくらい。七宝焼には絵画的要素があって焼き物の要素もあって、技法も本当にたくさんあるので、絶えず新しい発見に出会えます。初心者の方でも十分楽しめるので、この面白さをもっともっと伝えていきたいと思っているんです」(湊さん)

七宝焼の魅力に触れる機会づくり

七宝焼をなりわいとしたり趣味にしたりしている人の数は、絵画や陶芸に比べてとても少ないのだとか。かつては城や寺社仏閣、刀装具を彩り、七宝焼に由来する七宝町(愛知県)という地名まで生み出し、他に類をみない独自の工芸品として発展してきたという七宝焼が現在、誰もが知る存在になっていないのはどうしてなのでしょう。

「歴史はとても古いのに、世間一般に知られるタイミングが、ほかのアートや工芸に比べて少し遅かったんですね。だけど七宝焼の魅力は、ほかのアートや工芸に勝るとも劣りません。秋田には、秋田ふるさと村(横手市赤坂富ケ沢62-46)の手づくりスタジオに体験コースがあるので、まだ七宝焼に触れたことのない方には一度訪れてみてほしいです」(湊さん)

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湊七宝工房

秋田市新藤田高梨台 95
TEL 018-838-1278
URL http://minatokobo.iinaa.net/

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